【No.435】
科目ナンバリングについて

○●○科目ナンバリングについて○●○

 教育の質保証の前提として、本学では、学位授与方針からの学習成果の導出、どのような授業科目がいかに連携して学習成果を達成しようとするのかを示すカリキュラム・マップ、カリキュラム・ツリーなど、教育の可視化が進んでいる。
教育の可視化のツールとして科目ナンバリングを整備する事例が知られている。科目ナンバリングとは、各授業科目の授業内容の水準を示すためのもので、100番台は基礎科目、200番台は中級科目、300番台は上級科目という具合に、各授業科目の水準に応じて科目番号(international code)をつける。昨年8月に出された中教審答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」では、カリキュラムの体系化に関連して「科目を履修する学生をはじめ、当該大学、学部、学科等が提供している教育課程の内容に関心を持つ全ての人に教育課程の体系が容易に理解できるように、科目間の連携や科目内容の難易を表現する番号をつける(ナンバリング)など、教育課程の構造を分かりやすく明示する工夫が必要である。」と紹介されている。大学評価・学位授与機構による大学機関別認証評価の平成25年実施分の自己評価実施要領においても、評価基準「カリキュラム・ポリシーに基づいて教育課程が体系的に編成されており、その内容、水準が授与される学位名において適切であること」の根拠として、履修モデル、カリキュラム・ツリーとともに科目ナンバリングが例示されている。
各授業科目は、共通教育科目、専門基礎科目、専門科目など科目区分に属しており、またカリキュラム・ツリーによって、科目の順序性、したがって科目の水準、科目間の関連性が、学内の学生や教職員に対して十分にわかりやすく明示されている。各授業科目の内容についてはシラバスに詳細に記述されている。これらに加えて科目ナンバリングを導入する意義は何か。それは、international codeによるナンバリングの導入は、国内外の他大学との間での留学等による学生の相互の移動に伴う単位互換や事前の時間割作成の前提となることである。どの大学で100番台の科目を履修しても同じ水準の授業内容が保証されなければ、他大学での科目の履修や自大学の単位としての編入が難しくなる。
現状では、国内の大学での導入は限られているし、ナンバリングの方針にもばらつきがある。例えば、国際基督教大学では、001-099が語学教育科目(日本語・英語)、一般教育科目、101-199が主専攻基礎科目、全学共通初級科目、201-299が主専攻中級科目、全学共通中級科目、などとなっているが、早稲田大学教養学部では、100番台が基礎演習、入門統計学、英語科目、第2外国語、200番台が入門科目、300番台が中級科目、400番台が上級科目、500番台がゼミ及び卒業論文、となっている。
当センターでは、今後教育の質保証の前提の一つとなると予想される科目ナンバリングの国際標準の方針について情報収集を行い、本学での議論のための準備を行う予定である。
                        (文責 大学教育研究開発部門 西山宣昭)
 
○●○学習成果に関する教員を対象とするアンケートの実施について○●○
 第2期中期計画【13-2】の平成24年度計画「カリキュラムマップの検証を目的とした,学生に対する授業評価アンケート案の作成並びに教員による自己評価アンケートを実施する。」に沿って、2年次、3年次学生(薬学類,医学類については4年次、5年次の学生も含む)に対して、学類ごとのカリキュラム・マップに記載されている学習成果の達成度の自己評価アンケートがカリキュラム検討委員会によって現在実施されています。卒業予定者については卒業式に行われる予定です。一方、当センターは、上記の年度計画に沿って、以下の通り教員対象のアンケートを実施します。
 
「第1回授業科目の学習成果に関する教員による自己評価アンケート」
対象:平成24年度前期または後期に開講された専門科目を担当した全教員
回答期間:平成25年2月1日~平成25年2月28日
実施方法:アカンサスポータル
 
 学生対象のアンケートと教員対象のアンケートは、以下のアンケート設問の通り、対をなしており、学習成果の達成度についての学生、教員双方の回答を突き合わせることによって、カリキュラム・マップおよび各授業科目の内容・方法の検証の参考データとなります。教員アンケートのアカンサスポータルでの実施方法については改めてメールにてお知らせします。是非とも回答にご協力いただきますようお願いいたします。
 
(学生向けアンケート設問例)
問. あなたが所属する学類(コース・専門分野・専攻)は,卒業時までに所属学生が以下の(1)~(6)に示された「知識や能力」を身に付けるための教育を行っています。入学時から現時点までの学習によって,(1)~(6)それぞれについて,どの程度達成されたかを自己評価し,該当するものを1~4の中から選択してください。
【以下、物質化学類化学コースの学生を対象とするアンケート項目を例示】
(1) 科学に携わる研究者•技術者および教育者の素養として,数学,物理学,化学を中心とした
自然科学の幅広い基礎知識を身につける。
1.十分に達成している。2.ある程度達成している。 3.あまり達成していない。
4.全く達成していない。 
(以下、省略)
 
(教員向けアンケート設問例)
平成24年度前期または後期に開講された学類の専門科目を担当された方のみ、以下のアンケートにお答えください。主担当の学類(コース・専門分野・専攻)を一つ選択してください。
(ポータルでの回答時には、選択された学類(コース・専門分野・専攻)のカリキュラムマップを表示し、そのマップを見ながら以下の問に回答していただきます。)
【以下、物質化学類化学コースの授業を主に担当する教員向けのアンケート項目を例示】
問.主担当の学類(コース・専門分野・専攻)は、卒業時までに所属学生が以下の(1)~(6)に示された「知識や能力」を身に付けるための教育を行っています(カリキュラム・マップの学習成果あるいは学位授与方針をご確認ください)。ご担当の単一または複数の授業科目による学習の総体の成果として、受講生は(1)~(6)それぞれについて、どの程度達成したとお考えですか。該当するものを1~5の中から選択してください。
(1) 科学に携わる研究者•技術者および教育者の素養として,数学,物理学,化学を中心とした
自然科学の幅広い基礎知識を身につける。
1.十分に達成している。 2.ある程度達成している。 3.あまり達成していない。
4.全く達成していない。  5.カリキュラム・マップでは、担当科目と(1)とは対応していない。
(以下、省略)