【No.377】
大学におけるキャリア教育について

○●○ 第7回カリキュラム研究会開催のご案内 ○●○
日時:11月14日(月)9時~10時25分
場所:総合教育1号館2階大会議室
テーマ:「共通教育における環境教育の推進
-里山をフィールドとする体験型授業を1年次全学生に実施できるか-」
内容:第2期中期計画【3-1】に基づき、共通教育における環境教育の充実が図られ、今年度4月より共通教育特設プログラム「環境・ESDリテラシー」 が開設されている。このプログラムを継続的に検証する一方、本学の資産である角間里山をフィールドとする体験型授業の開設の可能性について里山プロジェクト幹事会を中心に検討が行われつつある。
  本研究会では、90分で授業を行うために、どのような授業設計、授業運営が必要になるか、特に1年次全学生を対象とする体験型授業を想定した場合、どのような解決すべき課題があるかについて議論を行う。

○●○ 大学におけるキャリア教育について ○●○
 大学を中心に高等教育が社会に出ていく前の(最大かつ最終の)教育段階となっている現在の日本の状況において、生涯にわたるキャリア形成に向け多層的な教育支援の必要性という観点からみても、大学におけるキャリア教育が占める役割はこれまでになく大きいものとなっている。そこでは、大学入学後の学生生活から、卒業後の職業生活にいたる長いスパンでキャリア教育を捉え、その教育内容や方法を検討すべきであり、また学生が主体的にキャリアを考え、大学で学習していくための支援としての教育でなければならない。
 大学のキャリア教育に関する調査では、キャリア教育を実施している大学で、就職支援活動と区別して実施されているところとそうでないところに二分しているとの結果が出ており、カリキュラムにおいてキャリア教育と就職支援をどのように捉え、位置付けるかが、実践するにさいし鍵となっている。
 キャリア教育は、大きく教養教育型と就職支援型の2種類に区別されるが、就職支援型では、自己分析・適性検査・社会人による講演といったもので構成されるものが多い。また外部業者が作成したツールを無批判に活用している例も多いと考えられ、そこでは担当(コーディネート)教員が所属する学部などの教育理念や専門を踏まえた上で、例えば「学問とは」といった基本的な問いがキャリア教育の根底には、必要となってくると思われる。
 具体的な内容としては、現状把握として問題の捉え方や事実認識、情報吟味などといったデータに基づく現状認識を促すもの、あるいは読み・書き・話すなどプレゼンテーション能力の必要性を認識し、かつそれを高める基本スキルの学習はやはり不可欠で、教養教育および専門教育の中ですでに行われているものもあろうが、それらを学生自身のキャリア形成と結び付けて捉えられるよう(再)整理していかなければならないであろう。
 さて、キャリア教育の評価のあり方も重要な課題である。就職対策目的であれば、就職率や就職後定
着率は指標となるが、あくまで教育評価として関上げ、学生の学習活動を評価対象とすべきであろうと考える。職業観などの測定は難しいが、また、授業の印象調査のようなアンケート等は避けるべきで、具体的な教育活動での学生の行動や意識の(変化の)数値化を行うことが望ましい。そこでは、固定的な進路展望を抱いて入学した学生が、キャリア教育も含め諸科目の受講により再吟味しかつ再構築を行うという(危機を経験するとも言い換えられよう)プロセスを辿ることが重要で、それが教育効果ともいうこともできる。だから、右肩上がりの変化でなければならないという捉え方をしないことも注意すべきである。
 2007年の大学コンソーシアム京都のFDフォーラムで「大学教育自体がキャリア教育」であるとの視点も出されたことがあるが、大学教育を捉え直すことがキャリア教育の視点であると言え、全学的な連携協力のもと、データに基づいてキャリア教育の実態や取り組みの目的について議論検討していくことが必要であると思われる。             (文責 評価システム研究部門 渡辺達雄)

○●○ 大学コンソーシアム石川 第6 回FD・SD研修会開催のご案内 ○●○
 日時:11月12日(土) 17:00−19:00
 場所:しいのき迎賓館3階 セミナールームA
 テーマ:「大学等のガバナンスと経営戦略」
 講師:西井泰彦 氏 
(学校法人京都学園理事長、元日本私立学校振興・共済事業団私学経営情報センター長)
 ※申し込みはメールで、件名を「第6回FDSD研修会申込」とし、機関名、所属、氏名を記入の 
上、 oono@ucon-i.jp(担当:大野)まで送信して下さい。 開催日前日まで受付します。

○●○ 大学共創プロジェクト合同セミナー「大学の未来を共に創り上げるために!」
開催のご案内 ○●○
1.日時 平成23年12月3日(土)(受付は13:30~)
2.場 所 金沢大学サテライトプラザ3階集会室(金沢市西町三番丁16番地 西町教育研修館内)
3.プログラム
14:10~15:10  第一部 基調講演
「大学と地域の関わり-グローバル化が進む中で」
独立行政法人国立高等専門学校機構理事長 林 勇二郎(前・金沢大学長) 
15:10~16:10  第二部 大学共創プロジェクトメンバーからの話題提供
「教職協働によるカリキュラム・マップに基づく質保証スキームの構築・実施」 
          金沢大学大学教育開発・支援センター長  西山 宣昭 
「大学をとりまく情報の認識統一の不徹底について」
富山大学学務部学務グループ学務企画チーム主査    新井 浩
「学生支援の充実に向けて」福井大学学務部教務課教務企画係長    廣田 龍彰
「学修指導を通した『共創』を探る」 
北陸先端科学技術大学院大学大学院教育イニシアティブセンター長  浅野 哲夫
16:20~17:20  第三部 パネル・ディスカッション
「大学共創プロジェクトが目指すもの」 第一部基調講演講師及び第二部話題提供者による
※参加申込は、件名「合同セミナー申込」として、「①所属名、②氏名、③連絡先e-mail」を記入の上、initiative@jaist.ac.jp(担当:片岡)に送信下さい。http://www.jaist.ac.jp/cgei/report/2011_joint_seminar.htmlからも受付け可能。