【No.347】
ソーシャルメディアとFD活動のひろがり

○●○ ソーシャルメディアとFD活動のひろがり ○●○

 近年、SNSやTwitterなどソーシャルメディアの利用が広がり、教育においても利用されている。SNSの教育利用については、京都外国語大学の教育GP「多文化共生時代の協働による日本語教員養成」にて、SNSを通じて、海外の学生の日本語文章の添削をする、海外に留学中の学生との交流支援など幅広く利用されており、日本語教員を目指す学生たちの一体感を持たせることに大きな効果を上げている。Twitterも授業中に感じたこと、大切に感じたことをつぶやき、最後のつぶやきを整理するツールTogetter(トゥゲッター:http://togetter.com)を併用することで、授業中の振り返り、自分が考えたことを振り返る機会を提供するような授業実践も行われている。

 本センターが関係するFD活動においても、ソーシャルメディアの利用が広がってきている。国内ではまだ活用が進んでいる事例はあまりないが、海外ではFD活動においてソーシャルメディアを利用することは積極的である。近年、注目されているFacebook (http://www.facebook.com/)でも、”Faculty Development”で検索を行うと数多くのFDコミュニティーを見つけることができる。Facebookでは各大学でFDのコミュニティーを立ち上げて、授業改善や研究者育成のノウハウ、学会等のイベント情報を共有していることが多い。また学生がFDグループをFacebook上で形成していることも日本国内ではほとんどないケースであり、非常に興味深い。

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 またビジネスに特化したSNSであるLinkedIn (http://www.linkedin.com/)ではより専門的なFDコミュニティーが形成されている。Higher Education Teaching and Learning Group (The HETL)は2010年2月にLinkedInで始まった高等教育研究に関するグループである。世界中から高等教育における教授・学習に関する知見、問題を共有し、参加している教員が議論を行う場を提供している。また知見についてYou Tubeなどの動画と連動したポータルサイトも構築されている。

 FDは各大学の文化に影響されることが多いが、各教員の授業設計・運営能力、コミュニティー形成とその維持など、教員共通に有効である、汎用的な能力についてはこのようなポータルサイトは非常に有効なツールとなりえる。特にLinkedInやFacebookなど、コミュニケーション機能や教員各人のページを持つことができるようなSNSは運営方法によっては充実したFDコミュニティーとなるであろう。日本の多くの大学にて、教育に焦点化されたFDが広まりつつあるが、その中で大学を越え、国を超えて、各教員の考え、悩みなども共有し、研究者でもあり、教育者でもある大学教員のキャリア形成に大きく寄与するのではないかと期待できる。 

  本学の教員もぜひfacebookやLinkedInなどにて、FDコミュニティーをのぞいて見て欲しい。自分ができるFDというもの、若手教員においては自分の大学の研究者でもあり教育者でもあるキャリアを考えるヒントになることも多いように思う。

  参考Webページ

 Facebook http://www.facebook.com/

  LinkedIn http://www.linkedin.com/

  Higher Education Teaching and Learning Group  http://hetl.org/

 

(文責:教育支援システム研究部門 山田 政寛)

 

○●○ センターニュース、お知らせ、イベント情報をブログ化しました ○●○

 本センターのWebページが2月よりリニューアルされ、センターニュース、お知らせ、イベント情報がRSS配信されるようになりました。RSSをご登録頂きますと、本センターサイトでセンターニュース、お知らせ、イベント情報の更新後、自動的に皆様のコンピュータへ配信され、その情報を見ることができます。Google ReaderなどのRSSリーダーやOutlook 2007などの一部メールソフトでRSS対応されているものでしたら、ご覧頂けます(注:Outlook Expressは初期状態ではRSS対応していません)。Google ReaderとOutlook 2007でのRSSリーダーの使い方は下記のサイトに掲載されています。

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Google Readerの使い方ガイド(要Google アカウント)

http://www.google.com/intl/ja/googlereader/tour.html

学内でもしご不明な方はinfo-rche[atmark]ge.kanazawa-u.jpまでお問い合わせ下さい。

 

○●○ 3月18日にTAの新しい活用方法を検討するためのFD研修会が開催されます ○●○

 3月18日(金曜日)13時30分より、総合メディア基盤センター 2階プレゼンテーション室にて、教育企画会議教育改革部会主催 TA(ティーチング・アシスタント)の新しい活用方法を検討するためのFD研修会が開催されます。TAの積極的な活用をどのようにすべきかを本学においても検討すべき課題であり、各学類でもその重要性を認識されているかと思います。本研修会では本学の状況、他大学の事例も踏まえながらTAの活用について議論を行いたいと思います。TAを活用されている先生方、今後のTA活用について検討されている教職員の皆様につきましてはぜひご参加ください。

 

○●○ アカンサスFDをご活用ください ○●○

ポータル内のアカンサスFDのコーナーには、授業内容・方法改善に役立つ諸種の情報を掲載しています。 昨今、注目されているアクティブ・ラーニングについては、溝上慎一「アクティブ・ラーニング導入の実践的課題」『名古屋高等教育研究』7(2007)、谷口進一ほか「数理工基礎教育科目における教育工夫-基礎化学におけるカスタマイズ教材を用いたアクティブ・ラーニング」など、掲載されています。ご活用ください。

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