【No.528】
「学都いしかわグローカル人材育成プログラム」について

○●○「学都いしかわグローカル人材育成プログラム」について○●○

 平成24年度採択された、大学間連携共同教育推進事業「学都いしかわ・課題解決型グローカル人材育成システムの構築」については、昨年7月の週刊センターニュース459号で紹介させていただいたが、その後、関係各位、特に、本事業で雇用されている、清、西村の両特任助教の努力により、今年度から、具体的な成果としての「学都いしかわグローカル人材育成プログラム」が動き出している。このプログラムは、「現在、社会で求められている「課題解決型グローカル人材」として必要な能力を身に付けるための教育プログラムです。一定のレベルに達するごとに修了証を出し、その能力を証明します。修了証は、就職活動の際、獲得した資格の一つとして履歴書等に書くことができます。」と事業Webページ[i]でも紹介されている。

 「学都いしかわグローカル人材育成プログラム」では、対象となる授業科目・講座・個別プログラムの一覧表として「スタンダードリスト」が用意されており、学生は、それらの授業科目を受講、または、講座・個別プログラムに参加することでポイントを獲得する仕組みとなっている。原則、実稼働時間10時間分で1ポイントとなっており、授業科目は1単位につき1.5ポイント、現地実習は原則1.5日で1ポイントとなる。また、同プログラムは、ステップ1(基礎)、ステップ2(行動力発展)、ステップ3(国際力実践)の3つのステップから構成されており、ステップ毎に修了証A、B、Cがそれぞれ授与されることになっている。最後の修了証C授与には「学都いしかわグローカルヤングリーダー」の称号も付与されることとなっている。

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 「スタンダードリスト」は、コンソーシアム石川に加盟する県内全高等教育機関の学生にオープンにされているものを中心に構成されている。ただし、趣旨に合致するものであれば、各高等教育機関の学生のみが受講できる授業科目(教養・専門・大学院の別を問わない)・講座・個別プログラムであっても、本プログラムの修了証申請時に各ステップ各ブロックの対象科目と見なすことができる。

ステップ1では、基礎スキルとして「フィールドワークの基本スキルの獲得」(科目等例、シティカレッジ開講科目「フィールドワークの考え方と基本技術~地域社会で学ぶための基本作法:初級~(2単位)」、前期、金沢大学、3ポイント)、第1ブロックとして「石川への理解を深める」(同、シティカレッジ開講科目「石川県の市町(2単位)」、前期、金沢大学(石川県)、3ポイント)、第2ブロックとして「企業・地域などについて学び、フィールド教育によって行動力を養う」(同、シティカレッジ開講科目「地域と災害(基礎)(1単位)」、前期、石川県立看護大学、1.5ポイント)、第3ブロックとして「国際力(異文化理解・グローバル思考・外国語コミュニケーション等)の基礎を養う」(同、シティカレッジ開講科目「グローバリゼーションと地域の競争優位(2単位)」、前期、金沢大学、3ポイント各高等教育機関で実施されるもの「各高等教育機関で実施している短期海外語学研修」、実稼働時間によってポイント数が異なる)を趣旨とするプログラムがリストに挙げられている。ステップ2では、上記ステップ1の第2ブロックのうち実際に地域に入って実習を行う科目等(同、シティカレッジ開講科目「里海体験実習in 能登半島(1単位)」、前期・集中、金沢大学、1.5ポイント/個別プログラム「スポーツマネジメント演習~七尾・和倉でのサッカーイベントマネジメント実践~」、4月募集/5~10月実施、北陸大学(七尾市等)、3ポイント)がポイント対象となる。

これらの科目等の評価については、大きくは、「課題解決型グローカル人材(地球規模(グローバル)の視野を持ちながら地域(ローカル)の課題に主体的に取り組み解決できる人材)」評価指標として、発見力・分析力・展開力・行動力・国際力の5つの能力毎にルーブリックを作成し、それにつながる形で個々の科目等の評価を行うこととなっている。

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 ルーブリック例(発見力)

今後、「スタンダードリスト」に追加できる科目等を増やしていき、より幅広い分野の学生が「課題解決型グローカル人材」の能力を身につけ、「学都いしかわグローカルヤングリーダー」の称号を獲得し、就職し、石川県内外、日本国内外の様々な社会で活躍できる仕組みとして運用していきたいと考えている。そのためには、金沢大学の学類、教員がより多くの科目等を「スタンダードリスト」に追加するとともに、学生に広く呼びかけていただければ幸いである。

最後に、大学間連携事業では、授業等を下支えする仕組みとして、附属図書館中央図書館に学習支援相談所、アカンサスポータル上にオンライン共同日本語ライティングセンター(どちらも、久保田特任助教担当)を開設しており、こちらについても、学生へ利用の呼びかけをお願いしたい。(文責 評価システム研究部門 堀井祐介)



[i]http://gakuto.ucon-i.jp/gakutoprogrum/outline/