SDリーダー養成プログラム-1st half デイタイム型研修-を開催しました。

金沢大学教育関係共同利用拠点事業「教育改善・大学の組織開発を支える研修人材育成拠点」における取り組みのひとつとして、12月16日(土)に「SDリーダー養成プログラム-1st half デイタイム型研修-」を開催しました。

本イベントは金沢市内中心にある古民家を改装した「金沢学生のまち市民交流館」内の「土蔵」にて開催し、全国の国公私立大学・短期大学から多くの方にご参加頂きました。

午前中のサイエンス・スキルプログラムでは、垣内教授(金沢大学国際基幹教育院GS教育系)が、「教育改善・大学の組織開発にむけて、『科学研究者的思考』はどう活かせるか?」というタイトルにて、各大学で担当者がSDプログラムを企画・運営・評価する上で必要なスキルとなる「科学研究者的思考」について、参加者がワークショップ型で学ぶ機会を提供しました。昨今、PDCAサイクル実現化の困難の声があがる中で、経営学やビジネス等の領域において注目されている「OODAサイクル」「SMART思考」「創造プロセス」の枠組みを大学における管理運営業務に当て嵌めながら、参加者の日々の業務について新たな視点で再考することができる機会となりました。参加者からは、「自分の思考枠を取り払うきっかけになってよかった」「「これまでの経験で自分の中で方法論が出来上がっていたが、体系化された講義を聞くことで自分の中で欠けていたものを認識することができた」などの声をきくことができました。

サイエンス・スキルプログラム終了後のランチタイムでは、ケースメソッドという教育・研修手法の理解と参加者間の交流の両立を目指したプログラムとして、ランチョンセミナー「ケースメソッドの概要を理解する」を開催しました。参加者と運営者がともにお弁当を食べながら談笑する時間を設けることにより、参加者間での安全・安心な学びの場が出来上がったところで、上畠特任助教(金沢大学国際基幹教育院高等教育・開発支援系)からケースメソッドの成立の歴史や、概要、ケーススタディとケースメソッドの違い、金沢大学におけるケースメソッド型SD研修の事例の講演が行われ、午後から実施する「ケースメソッド体験学習プログラム」と「ケースライティングプログラム」へのつなぎとなりました。

「ケースメソッド体験学習プログラム」では、松村専門職員(金沢大学SGU企画・推進室)がケースメソッド型研修のファシリテーター役をつとめ、大学図書館24時間開館サービスを巡る管理職員の葛藤をテーマにしたケースを元にワールドカフェ形式のワークショップを行いました。事前課題としてケースの設定を細部まで読み込んだ参加者によるグループ活動や各グループのプレゼンテーションのレベルは本学運営者が想定していた以上に高く、研修会場は冬の金沢の寒さに負けないほどの熱気に包まれていました。

最後の「ケースライティングプログラム」では、上畠特任助教(金沢大学国際基幹教育院高等教育・開発支援系)が、SDリーダーがケースを書く目的やメリット、更にケースの書き方を講演した後に、参加者がグループワークとしてこれから作成するケースの概要について協力して検討する時間を設けました。各グループで検討したケースの概要は、本プログラムの最後に全体共有され、2018年の2月3日、4日にかけて金沢大学内で実施される合宿型SDリーダープログラムに向けて本研修後も参加者が協力してケースを書き上げていくことになります。各グループで作成したケースは、合宿型SDリーダープログラム初日の夜に、ケースメソッド型ワークショップのケース教材として用いられます。また、本研修から継続して合宿型研修に参加する方には、作成したケースを用いて実際にSD研修を運営して頂く予定となっています。

2018年2月3日、4日の合宿型SDリーダープログラムに興味関心を抱いた方は、以下の画像を参考の上、ご参加頂きますようお願いいたします。(画像をクリックするとPDFでご覧になれます。)

本研修の資料公開について

本研修で用いた資料は、金沢大学「教育関係共同利用拠点事業:教育改善・大学の組織開発を支える研修人材育成拠点」として公開いたします。メールまたは資料請求フォーム(お問い合わせ)にて「FDSDkyoten@ml.kanazawa-u.ac.jp」宛に(1)氏名(2)所属機関名を記載の上、お求めください。

 

教育関係共同利用拠点事業とは

金沢大学は、本年8月に文部科学省より「教育関係共同利用拠点事業:教育改善・大学の組織開発を支える研修人材育成拠点」に認定されました。この事業では「大学の自律的な改善活動を実現するFD/SDを牽引する研修担当人材の育成」をミッションに掲げ、学生相互の学び合いの場をつくるALAコーディネーターと、「強く」「優しく」「しなやか」なSDリーダーを育成します。この内、SDリーダーとは、各大学でSDに関する研修等プログラムを企画・運営・プログラム評価できる人材を意味しています。

詳しくは以下の画像をクリックするとPDF版のパンフレットが開きますのでご確認ください。